予防医療
医療の目的でありゴールとなる「健康」「長寿」のために、「目」は非常に重要な器官であるといえます。情報の80%は目から入るといわれています。当クリニックでは、眼病にならないように積極的に予防医療に取り組んでいきたいと考えております。
そのための主軸は2つ。まず一つ目は「検診」です。緑内障をはじめとする早期発見、早期治療により失明の危険を軽減できる可能性のある病気を検診で早期に発見することです。
二つ目は、「目のエイジングケア」の取り組みです。個々の症状に合ったオーダーメードの治療を行います。目から取り組むエイジングケアが、結局は全身のエイジングケアとなり病気予防につながると考えております。
予防医療3つのキーワード
血流改善
「眼病予防から全身の健康へ」
眼圧が硬くなると緑内障になるリスクが高まります。眼圧が高くなるのは目の周りの循環が悪くなっていることが一つの要因となっており、つまり目の中の血流が滞ってしまっている状態です。
冷え、パソコンやスマートフォンの使いすぎによる肩凝り、頭痛などのストレスで血流が滞った状態は、緑内障を進行させる原因になります。
目の周りの血流を改善し、酵素の循環が良くなることで目だけでなく全身にも良い影響が現れます。
プラセンタ注射や眼科では珍しい「メディカルインディバ」を用い血流やリンパの流れを改善することで、全身のコンディション、内因的・外因的なストレスの軽減、エイジングケアまでカバーし、緑内障の予防だけでなく心と体の健康につなげます。
目のエイジングケア
当院では個々の症状に合ったオーダーメードの治療を行っております。
その中でも患者様ひとりひとりに合わせた“目から取り組むエイジングケア”を提唱しており、目だけでなく全身の予防まで考え、トータルでサポートしています。
例えば目単独の病気ではなく体の不調が原因で起こる眼病があり、糖尿病は「糖尿病網膜症」に、高血圧や動脈硬化は「網膜動脈閉塞症」や「静脈閉塞症」などがあげられます。これらはメタボリックシンドローム、生活習慣病によって引き起こされていると考えられます。
常日頃からの生活習慣の見直し、対策・予防が目のエイジングケアひいては全身のメンテナンスにつながります。
プラセンタ注射や高濃度ビタミンC、高ルテインなどによるエイジングケアや、オルソケラトロジー(近視矯正治療)も行っておりますのでQOLの向上も担います。
また目のエイジングケアのひとつとして、「目元を清潔に保つこと」が重要で当院では専用のアイウォッシュをご用意しています。目の渇き・疲れなどに効果があり、優しい成分で出来ているため目に染みず日々の洗顔のようにお使いいただけるので清潔感を保ち無理なく目の病気の予防が習慣づけられます。
当院では眼科ドックも設けております。通常の健康診断でも眼科の項目はありますが限られた中での検査となる為全てをカバーしきれません。眼科での専門ドックなら多岐に渡り目に関する専用機器を用いて検査を行う為病気の早期発見・治療になります。
症状が出てからでなく、定期的な検診・検査が一番の予防へ繋がります。
酸化ストレス
体を動かすエネルギーを生成するため酸素を取り込む際に一部の酸素は「活性酸素」という物質に変化します。
活性酸素は免疫としても機能しますが、活発化し過剰に働くことで細胞を傷つけ脳や血管、皮膚への悪影響を及ぼしたり、生活習慣病などの機能障害や癌の発生などを引き起こす可能性があります。
このような状態を「酸化」といい、活性酸素を抑えうまく働かせるためのしくみに「抗酸化力」があります。ですがあらゆる理由で両者のバランスが崩れることにより「酸化ストレス」が大きくなることがあります。
「酸化ストレス」が増えてくると、体全体が酸化し老化が進みます。シミやシワが増えたり白髪が出てくる、髪が抜けやすくなるなどの目に見える影響が現れます。この「酸化」は目にも関係してきます。活性酸素が目の神経やタンパク質を傷つけることで緑内障・白内障になるリスクが高まります。
「酸化ストレス」は様々なことが要因としてあげられており、紫外線や放射線、大気汚染、たばこ、薬剤、酸化しやすい食べ物を多く摂取するなどがあります。
当院ではこの「酸化ストレス」の対策として、活性酸素除去作用のあるプラセンタ注射や高濃度ビタミンC、高ルテインなどのサプリメントを取り扱っております。また、食生活の改善、メディカルインディバによる睡眠・ストレスの緩和など様々な形でサポートします。